移動中も、女性がかなり緊張しているのがわかった。僕が話かけても『はい』と答えるだけで、自分から話そうともしない。
車中の空気が重たくなるなかラブホに到着。部屋に入ると、僕はアロマバスの準備。女性はというと、ソファーに浅く腰をかけ、背筋を伸ばし、正面を見据えたまま。
時折、僕のほうをチラッと見ては、愛想笑いをするくらいで、自分からは話そうとしない。
(この重たい空気をなんとかせねば…)
まずは、女性のカチコチに固まった心をほぐしてやろうと考え、食事へ連れて行くことにした。
ホテルのフロントに電話をし、前金を払うことを条件に外出を許可してもらう。
ホテルの近くに中華料理店があったので、その店に入った。
『さあ、好きなの食べて』
『あのぅ…』
『ん?どうしたん?』
『ビール飲んでもいいですか?』
『いいよ、飲みなはれ飲みなはれ』
適量のアルコールは緊張をほぐしてくれるし、僕としても大助かり。
女性のビールが進むにつれ、口数も多くなる。過去の彼の話や、舞妓をしていたときの裏話など、率先して自分から話すようになり、ホッとしていた。
が
女性の口調が、さっきまで話していた上品な口調ではなく、次第にタメ口へと変わっていった。
(酔ってきたか…)
マズイと思った僕は、女性を連れ、足早にホテルへ戻った。
〜〜〜〜つづく〜〜〜〜
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